2個前の記事でイエローナイフの近くにあるBlachford lakeという僻地に拠点を移す話をしましたが、
そこでの生活が
THE CANADA! OHH CANADA-!!
な感じだったので、Theカナダな体験を探している方の参考になればと思い紹介させてもらいます!
※昔書いたブログから引っ越ししてきました。
※こちらの記事は2017〜2018年のカナダでのワーキングホリデー体験を書いたものです。
カナダ生活最後の場所Blachford Lake/ブラッジフォードレイク
そんな僻地にあるブラッジフォードレイクロッジというエコロッジでのお仕事のお話

私たちのロッジはカナダの北部にある州「Northwest territories/ノースウェストテリトリー」にあるイエローナイフから少し離れたブラッジフォードレイクという湖の畔にあって、イエローナイフの町から小さな飛行機で45分もしくはスノーモービルで3時間かかります。

↑ノースウェストテリトリーの、

↑イエローナイフからびゅーっん

この飛行機で約45分。
ゲストや食料・燃料などの物資を運ぶために週3回程イエローナイフとロッジを往復します。
この飛行機は完全プライベートで、定員20名程の小さなものです。
泊まりに来るゲストはこの飛行機が交通手段となるため、最低でも2泊以上での宿泊が必須。
飛行機が何らかの理由で緊急着陸、墜落したときのことを考慮して、飛行機乗車中はカナダのマイナス40℃に耐えうる防寒着の着用が必須となります。
もうさ、このプライベートジェットと防寒着必須のワイルド感・・・
、
堪らんよね。笑
n
まぁ、ロッジのことは後ほど説明しますが、こういうところに来るゲストって基本変態。笑
変態というか、
旅慣れしてて普通と違う体験を求めてるとか、
自然大好きヒッピー系か、
刺激を求めてる金持ちか、、、
働いてるスタッフも総じて変態だわ。笑
、
私は元々自然が大好きで、町よりも山とか海とか砂漠とかに惹かれるタイプなのですが、カナダでワーホリしてるからにはとことんカナダっぽいことを体験したいなと思ったのがきっかけで、ここにたどり着きました。
ちなみに、どうやってここを見つけたかというと、
知る人ぞ知る「Workaway」です!

私はこのサイトを使って、これまでタイ、日本、カナダ、チリ、モロッコでボランティアをしてきました。
簡単に言うと、ボランティアをしたい旅人とボランティアを探しているホストを繋げるプラットフォームです。
ワーホリや旅の主な目的が
「ローカルとの交流」
である私のような旅スタイルの人にはうってつけのサイトだと思うので、ぜひ皆さん見てみてくださいな♪
さて、今回はとりあえずこのロッジでの生活について紹介します。←誰か興味あるんかw

メインのロッジから徒歩5分程の場所にあるスタッフ専用の小屋 “スタッフハウス” またの名を “Herb House” ボランティア9名がここに住んでます。(カップルは別でテントフレームに住んでる)
Herb Houseって名前なだけあって、みんなでこの場所に移ってきた時にチェコ人の男の子が自分のベッドの端っこから古びたWeedを発掘しました。笑
小さな小屋でみんなで仲良く寝泊まりするので、いびきをかく人や常識のない人がいると正直地獄。
私のときはいびきをかく人はいたものの、みんな常識ある良い子達で本当に居心地が良かったです。
7:30am 起床
さて、起きたら最初にすること、、、
ドレスアップ
私たちの言うドレスアップ=カナダの冬に耐えうる装備を身につけること
靴下3枚重ね、スノーブーツ、レギンス2枚重ね、スノーパンツ、Tシャツ、セーター、パーカー、ウィンタージャケット、ニット帽、ミトン、ネックウォーマー
そして、ヘッドライト
朝からなかなかでしょ(・∀・)
私が滞在していた期間の最低気温記録は-38℃
平均的な気温は-25℃くらい
たまに-15℃とかになると「春が来た!?」と錯覚するほど温かく感じます。笑

8:00am モーニングミーティング
日の出前の真っ暗な中ヘッドライトを装着してメインのロッジへ向かいます。
歯磨き・洗顔等を済ませたら、毎朝スタッフ全員でモーニングミーティング
その日のスケジュール、仕事の割り振り、連絡事項が共有されます。
私たちボランティアメンバーは、全員が色々な仕事ができるように日々違うポジションに割り振られます。
(2020年に私達と一緒に働いていた仲間の一人が再びここにボランティアで訪れたのですが、会社の方針が変わったのかボランティアメンバーに振り分けられる仕事は限られていて、以前のようにゲストと触れ合う機会がなく残念だったと言っていました。これから行かれる方は事前に確認した方がよさそうです)
8:15am 朝ごはん
モーニングミーティングの後はブレックファスト!
毎朝眠い顔をこすりながら皆んなで朝ごはんたべてたなー。懐かしい
このくらいにゲストが続々と起床しはじめ、
「昨日のオーロラみたか?!」
「薪ストーブがうまくいかなくて凍えたよ~」
「今日のアクティビティはなんだ?」などと雑談し始めます。
小さなロッジなのでスタッフとゲストが一緒の空間を共有していて、みんな家族のような感じに仲良くなります。ゲスト同士も仲良くなる。
ちなみに、
ここのロッジはエコロッジなので、できる限り自然にちかい生活をします。
なので、客室にはエアコンではなく薪ストーブがありゲストが自分たちで薪をくべます。
薪も私達スタッフが森から切ってきて自ら木を薪割りしたもの。
水はブラッジフォードレイクから毎朝ポンプで汲み上げます。
トイレは最新のボットントイレ。などなど
ゲストも自分たちが生きるために自ら行動するタイプの宿です。
さらに、オールエクスクルーシブの宿なので、毎日色々なアクティビティが開催されます。
クロスカントリースキー、スノーシューハイキング、アイスホッケー、ファットバイク、アイスフィッシングなどなど、、、
これらのアクティビティのガイドも私達の仕事!

こんな感じで毎朝「本日のスケジュール」が発表されます。
↑は私がスノーシューハイキングツアーのガイドにアテンドされた日。
9:00am 仕事開始!
さて、ここから仕事開始です。
私たちボランティアは全員「デイリーでやる仕事」を持っていて、それらを済ませてからその日の仕事に入ります。
ちなみに私の場合:
Outhouses/外に接地してある簡易トイレの掃除
Mouse Trap/ネズミの罠管理
Ice Chipping/凍ったドアを削る(凍りすぎると開かなくなる)
Gear Organiser/スキーやスケート等のギア管理
Clivus/エコロッジのためトイレは全てボットン!トイレに溜まった汚物たちをポンプポンプして地下に送る
他の子たちの仕事には例えば、、、
Kinling/薪割り
Water Pumping/水くみ(私たちが利用する水は全て湖から毎日汲み上げる)
Sauna Check/サウナの管理
Laundry/洗濯
Ice Link Cleaning/アイスリンクの管理
Blushinng Karibu/剥製の動物たちのブラッシング
etc…
こんな感じの仕事が他にも沢山

薪割り(Kindling/キンダリン といって細くて燃えやすい小さな薪をつくります。火をおこす時のスターターとして使う)

水くみ(でっかいドリルで湖に穴を開けてポンプで水を汲み上げるんですが、これがなかなかの大仕事!-30℃を下回ると、ドリル・ポンプ・パイプが機能しなくなりお湯をかけて解凍しながらシッチャカメッチャカになる。なので水くみだけで3,4時間かかった日もありました。その間に水がなくなって手が洗えなかったり。夏はどれだけ楽なことか、、、)
そんなこんなでデイリーの仕事を終えたら、みんなそれぞれ別の仕事に入るんですがそっちの仕事内容はまた今度別の記事に書こうと思います!
ハウスキーピングとかツアーガイドとか薪に使う木を運んだりとか、、、
本当に色々なことして楽しかった~☆
12:30pm ランチ
スタッフ、ゲストみんな一緒にランチです!
ロッジでの食事は全てビュッフェ形式で、しかも必ずデザートがあるのでかなり太りました。笑
1:30pm 仕事Again
ここからまた仕事に戻ります。
ちなみに朝昼晩ごはん後のお皿洗いは、スタッフ全員がローテーションして担当。
4:00pm 仕事終了!自由時間♪
みんな仕事が終わったらスタッフハウスに集まってきて、それぞれ自由に過ごします。
自由時間Yeaaaah\(^o^)/
といっても、私たちがいるのは町から遠く離れた湖の畔
お店やバーなんてもちろんなし
エコロッジのためネットがあんまり使えない
テレビ?なにそれ?
日の出はだいたい10am、日の入りはだいたい3pm
まぁ、そんなかんじなのでやることといえば
・カードゲーム
・誰かのHDに入ってる映画鑑賞
・雑談
・読書
・昼寝
・筋トレ
・ウクレレ
私はだいたい仲良しだったフレンチ君と筋トレして、その後はみんなで雑談してるか昼寝。音楽かけてみんなでふざけて踊ったり。
たまにホットタブやサウナに行ったり、ちょろっとハイキングしたりとかもしてました。
6:30pm ディナー
みんなでメインのロッジに移動してディナーの時間!
週2くらいの頻度でゲストかスタッフ誰かしらの誕生日があって、毎回みんなでハッピーバースデー歌ってケーキ運んでました☆
7:30pm 解散
ディナー後は解散してまた自由時間。
だいたい皆んなシャワー、歯磨きを済ませてスタッフハウスに戻ります。
スタッフハウスにはトイレや水道が無く、夜トイレに行きたい時はロッジまで来るか、外にある簡易トイレに行くことになります。
簡易トイレはスタッフハウスの直ぐ側にあるけれど、キレイではないし臭いしできれば使いたくない。
ロッジまでは歩いて5分、-30℃の中を5分歩くのはかなり面倒^^;
トイレ行くだけなのにいちいちドレスアップしないといけないんですよ~
なのでみんな極力水分を取らないように生活してました。笑
そしてこの自由時間もやることは特に無くて、、、
今思い返しても何してたんだろうって疑問に思う程、何してたか思い出せない(・∀・)
基本的にみんなでグダグダしながらおしゃべりだったなー
私がいたときのボランティアメンバーは15人中13人がヨーロピアンで、彼らは本当によく喋るんよ!!笑
いやよく話題が尽きないなと不思議に思うほど一日中喋ってらっしゃる(・∀・)笑
10:00pm 就寝

だいたいこのくらいの時間に就寝。写真は私のベッド!暇すぎて壁に紙張って落書きしてました♪
最初の頃はオーロラが出てると慌ててドレスアップして夜遅くに外でてったりしたけど、
↓ 1ヶ月もするとこうなります。↓
「オーロラでてるよ!」
「オーロラ?どのくらい?何色?」
「まぁそこそこのオーロラ、緑かなー。」
「じゃ、寒いしめんどくさいからいいやー」
「だね~、おやすみー」
慣れってすごい( ゚∀゚ )
ある日、ディナー直後にオーロラがでてた時があって
スタッフの一人が「オーロラでてるよー!!」って皆んなに知らせたんです。
そしたら、ゲスト全員慌ててドレスアップしてカメラ持って嵐のように出ていったのに対して、スタッフは誰ひとりとして食事をやめずに屋内にいた時があって。
その光景を見たゲストの一人が “オーロラ出現に微動だにしないスタッフ” を写真に収めてらっしゃいました(・∀・)笑
世の中、慣れよね☆☆
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