ダーウィンでの怪しくて濃ゆい夜を過ごしてから、ライドシェアを見つけるまでの話が前回のお話でしたが、
ライドシェアのオファーをくれたドイツ人男子2人組とお互いの条件がぴったりだったので、一緒に行くことに決定しました!!
ついについに「ダーウィンからマリーバ」へのロードトリップが決定!

翌日(ロードトリップ出発の前日)
ロードトリップ出発の前日に、物資調達のため全員でスーパーマーケットとホームセンターへ向かいます!
ここで改めて全員揃っての顔合わせ。
#1 | ![]() Michael |
出身国 | ドイツ |
年齢 | 30 |
豪滞在歴 | 半年 |
特徴 | ちょっとシャイ、あまり表情が変わらない 不器用、ちょっとケチ |
#2 | ![]() Andy |
出身国 | ドイツ |
年齢 | 28 |
豪滞在歴 | 半年 |
特徴 | 優しい、ちょっとシャイ ちょっとケチ |
#3 | ![]() Hanna |
出身国 | フィンランド |
年齢 | 26 |
豪滞在歴 | 1ヶ月 |
特徴 | おとなしい、優しい ちょっとシャイ |
#4 | ![]() Chiquita |
出身国 | 日本 |
年齢 | 25 |
豪滞在歴 | 1年10ヶ月 |
特徴 | おとなしい、マイペース ちょっとケチ |
エントリーナンバー1&2:ミカエルとアンディ
車の持ち主のドイツ人男子2人組、ドイツで同じ会社に努めていた友達同士。
ワーホリでオーストラリアにきて半年ほど。
セカンドビザを取るためにファームジョブを探し中。
ダーウィン周辺で良い仕事が見つからず、ケアンズ方面に良さげなところがあるとのことでケアンズに向かう途中。
エントリーナンバー3:ハナ
落ち着いた印象の北欧女子。
ワーホリでオーストラリアにきたばかり。
特に何のプランもないのでダーウィンからシドニーあたりまでロードトリップしようとしている。
エントリーナンバー4:ちきーた(私)
QLD州にあるマリーバという町のコーヒーファームでボランティアするためにブルームからマリーバまでロードトリップしながら移動中。
オーストラリアに来てもうすぐ2年が経とうとしている。
上の表を見ていただければわかると思うけど、なんとも大人しそうな4人組でしょ。笑
真面目な国代表、
ドイツ×フィンランド×日本
第二次世界大戦敗戦、
ドイツ×フィンランド×日本
うぇいうぇい系は苦手なのでちょうどよいかな!!
1日目の朝〜チンピラにカツアゲされるの巻〜
出発の朝、昨日買い込んだ食料と4人分のバックパックを車に詰め込みます。
私達の車は古いちいさなJeep。荷物が入らない!
そうなんです。約60Lのバックパック×4人分ってけっこうな荷物だということにこの時気づきました。笑 どうやってもトランクに入り切らないので「よく使うもの」以外はすべてバックパックに入れて車のルーフの上にくくりつけてやっとこさ積み込み完了!
車に乗り込み、そのまま昨日買い忘れた物を調達しにホームセンターへ。
私とハナは駐車場に待機して待っていたのですが、そのとき超絶めんどくさいアボリジニのおじさんに絡まれます。
酔っ払っているのか、ラリっているのか、口が回ってなくてめちゃくちゃあやしい。

お姉ちゃんたちどこからきたんだ〜。えぃ?そのサングラスが気に入らねぇな〜。えぃ?こっち見ろよ。えぃ?
軽くあしらっていたのですがしつこく絡んできます。

おぃ、聞いてんのか?ちゃんと人の目を見ろよ。えぃ?
これはやばいと思い始めた頃、男子2人が戻ってきて標的がそっちに変わります。

おぉ、男がいたのか。どこ行くんだ?えぃ?
急いで車に乗り込み出発しようとした時、おじさんは窓から手を入れて男子2人にタバコを催促。

おい!そのタバコよこせや!俺たち友達だろ〜。
誰が友達やねん。怒
ミカエルがタバコを1本だけ渡すと、少なすぎるといちゃもんつけてきて強引に2本奪っていった。
タバコ2本ですんだから良かったけど、すごく気分を害されて出発前からみんなでどんより。
あ〜、、、、幸先悪いわー。
噂には聞いてたのだけど、ダーウィンのアボちゃんは結構質悪い人が多いみたいです。みんなも気をつけてください。
とりあえず!
せっかくの楽しい旅!
気分を入れ替えて出発!!
。
1日目の昼〜車が壊れるの巻〜
街を抜けてなにもないアウトバックへ突入し数時間が立った頃、男子2人がドイツ語で話し始める。
みんなで英語で話していたのに急にどうした?
なにか怪しい雰囲気・・・

車がおかしい
。
は・・・!?(・∀・)
・
私たちが乗っている車はミカエルとアンディがGumtreeで誰かから格安で買ったかなり古いJeep。
これまでにもちょいちょい修理してるらしく、実際後部座席右側のドアは開けしめできないくらいぼろい。
で、詳しく聞くとハンドルとタイヤをつなぐ棒の中心が若干ずれているらしく、ハンドルを真っ直ぐにした状態だと若干左に行くらしい。
以前にも同じ問題が起きて、自力で直したらしく、ゆっくり走れば問題ない程度のズレだけど、ここは砂漠のど真ん中アウトバック。
今後こんななにもないアウトバックのど真ん中で何かが起きたら生死に関わる大問題。
とりあえず車を停めて、男子2人が車の下に潜り状態を確認してみるが、プロに頼むにも自分たちでなにかするにも、道具が必要。
とりあえずメカニックに行きたいけど、一番近いメカニックがどこかわからない。
確実にメカニックがあるダーウィンに戻ると3~4時間。
このまま進むと多分4-5時間くらいで小さな町に着くが、そこにメカニックがあるかは不明。
進むか、戻るか、、、
出発早々にトホホな感じでどうするか悩んでいると、ここでやっと1台の車が通りかかる。
「どうしたんだい?」
と車からおじさんが顔を出して心配してくれた。
旅行中のオーストラリア人家族。
事情を説明し、応急処置できるような機材とか知識がないか聞いてみたけどダメだった。
でも、このまま進んだところに小さな町があって、そこにメカニックがあるはずだとの情報!!おそらくここから4時間くらい。
が、しか~し!!!
この日は運悪く土曜日。
オーストラリアは土日になるとほとんどのお店は閉まります。
土曜日は午前中だけとか。
このまま順調に走ったとしても町につくのは夜。
メカニックが開いてる可能性はほぼゼロ。つまり、急いで今日中に着いてもゆっくり寄り道して明日着いても同じ。
それならゆっくり走りながら今日は近場でキャンプして、明日の朝町を目指そう!と満場一致で決定。
そして最初の目的地 Wangi Falls/ ワンギ滝へ到着 !!

この写真の手前側が大きなプールみたいになっていて、結構賑わっていました。アウトバックに来て以来、ここまで人がたくさんいる場所が始めてだったので結構有名なのかな?
この後にもキャニオン的なところをハイキングしたんだけどどこだったか忘れちゃった。

またしばらく走っていると
ナショナルパークとキャンプサイトの看板を発見!
この時もうすでに夕方。
この車で暗闇を走るのは危険なので、早いとこキャンプサイトを確保したい私達。ここに泊まることに決定!
しばらく山の中を走っていると Florence Falls/ フローレンス滝!!

さっきのワンギ滝に比べると大分小ぶりだけど、人がいないから存分に遊べる!

上から見るとこんな感じ。双子の滝です!
ここでしばらく泳いだ後はキャンプサイトめがけて走るのみ!
。
1日目夜〜全裸パーティに招待されるの巻〜
キャンプサイトはさっきのフローレンス滝からすぐ近くなので、走り出してすぐに無事キャンプサイトへ到着!
オーストラリアではよくあるんだけど、ここは無人のキャンプ場。
管理人はいないけど有料で、提示されている金額を備え付けの箱に入れて支払うタイプ。
大人1人500円くらいでした。
一応水道とトイレはあって、1グループごとにエリアが分かれてるタイプ。
意外にも人が結構いて空いてるエリアがなかなか見つからず・・・
結果空きが見つけられないまま一周してしまった(・∀・)焦
でも、私たちは車のこともあってここから先にはすすめない。意地でもこのキャンプ場に泊まりたい。
全エリアは埋まってはいるものの、ひとつひとつのエリアは結構広いのでシェアしてくれるグループを探すことに。
すると2人だけでキャンプをしている夫婦を発見。端っこだけでいいからエリアを分けてくれないかとお願いしてみる。
答えは「NO」
中年のカップル2人だけでだだっ広いエリアを持て余してるくせにめっちゃケチ。
しかも、全然フレンドリーじゃなくてすごく嫌な感じのカップルでした。
しょうがないので他を探します。すぐ近くに5人組の若者がいたので聞いてみるとあっさりOK!
「みんなのキャンプ場なんだからシェアするのが当たり前じゃないか。」
と快くシェアしてくれました。
なんか本当に色々な人たちに出会ってきたけど、若者の方が心が広いと思うことが多いんですよね。たまたまかもしれないし、自分と歳が近いからからそうなるのかもしれないけど、私のこれまでの経験では若者バンザイ!って感じです。
とにかく、無事に場所が確保できたので早速テントを建ててご飯の準備!
場所を分けてくれた若者グループは地元のオーストラリア人で、もうすでに結構飲んでてワイワイしてました。典型的なオージー。笑
対して私たちはというと、ドイツ・フィンランド・日本というおとなしい民族代表グループ。
パリピオージーを横目に端っこでおとなしくご飯を食べる私たち。
そろそろ片付けて寝る準備しようかと思い始めた頃、
パリピオージーたちはキャンプファイヤーを囲んで踊り始め、
脱ぎ始め、
ネイキッド(全裸)パーティが始まりました。

え!?あの人達なにしてるの!??裸だよね!?全裸だよね!?
ミカエルとアンディも流石にそれにはドン引き。
すると私達の視線を感じたのか、全裸のパリピオージーたちからまさかの一言。
・
「Yo! 君たちも一緒に飲もうぜ〜☆★☆」

・
結構です!!!
さっきの「若者バンザイ!」って気持ち返せ。笑
そんなこんなで、ダーウィンからマリーバへのロードトリップ1日目は踏んだり蹴ったりな感じで終了しました。
でもこの日の星空すごくきれいだったなー。
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