なんともメンヘラ臭漂うタイトル。笑
ワーホリ生活5箇所目の拠点、西オーストラリア州の上の方にあるBROOME/ブルームという町に住んでいた時の山あり 谷ありなお話。
※昔書いたブログから引っ越ししてきました。
※こちらの記事は2013〜2015年に、私が人生ではじめて行ったワーキングホリデーでの体験を書いたものです。
私は前回の拠点タスマニアを去った後、アデレードからパースまでは寝台列車。パースからブルームまでバスツアーで移動してきました。
オーストラリア約半周にも及ぶ大移動の末たどり着いたのが、ここ!
BROOME/ブルーム

ブルームについては前回の記事で詳しく書いてるのでそっちを見てね♪
今回はとっても素敵なこの街で起こった山あり 谷ありな出来事について書きたいと思います。
イケメンと仲良くなる
グレイハウンドバスでブルームに着いたのはお昼ごろ。そのまま近くにあるホステルへ歩いて向かいます!(ブルームには3件くらいしかホステルがなく、町の中心地から近くてバックパッカーたちに人気なのがKimberley Klub YHA(通称KK)というホステル。2015年時点)
KKに到着し、中に入ると広々とした素敵な空間!レセプション脇にはバーがあり、奥にはビリヤード、卓球台、スイミングプール!
とにかく開放的で南国感漂うホステル!さすがオーストラリアな敷地面積と、キャパもかなり多かったです!ココに泊まっているバックパッカーたちの殆どは長期滞在者なので、みんな家族みたいに仲良くなっていました。
個人的には結構好きだったな〜。キッチン以外は!笑
ホステルってキッチン汚いこと多くないですか?特にオーストラリアって、正直ホステルのレベル低くて価格も高いうえに、パーティーピーポー多めなので汚すんですよみんな。。。
それでキッチンはよく崩壊してます。
ここKKも一緒で、比較的きれいに保たれている方だけどキッチンだけは使う気になれず。いつもインスタントヌードルとか、職場でもらってきた余り物のサンドイッチとか食べてた。笑
話が大分それましたが、、、KKにチェックインしてシャワーを浴びてラウンジで写真整理をするためパソコンをいじっていた時のこと。
私が座っていたソファーのすぐ目の前にあったのは卓球台!そこで仲よさげに卓球で遊ぶイケメン2人!!
はじめは特に気にすることなく黙々とパソコンをいじっていたのですが、私の足元によく転がってくるピンポン玉。それを取りに来るたびに苦笑いで「Sorry」とやってくるイケメン。
しばらくすると、イケメン1がトイレに行ってくるといってその場を離れます。
するとイケメン2は私の隣に座り休憩タイム。

それ、何してるの?ひとり?どこからきたの?
僕はダニエル、よろしく!

と、撮った写真を見返してて、、、
ひとり、、ジャパニーズです。。。ちきーたです。
髪の毛ボサボサ、パジャマ、むくんだ顔でここにいるのが急に恥ずかしくなる。笑

日本!?Coolだねー!!俺はニュージーランド!
今はヘイミッシュ(イケメン1)とパースで働いてるんだ。オーストラリアの方が稼げるからね!

へ〜!ニュージーランド人も出稼ぎに来るんだ!?
私はワーホリ中で、さっきブルームに着いたところだよ。
などと話をしていると、イケメン1が戻ってきます。

おい!ヘイミッシュ(イケメン1)、ちきーた日本人だってよ!

まじで!?俺日本が一番好きなんだよ!本当にCoolな国だよ。
この前行ったばっかりでさ、また行きたいな〜。。
なにこの二人の屈託のないイケメンぶり。

ちきーた!君も卓球する?得意?

する〜!!!結構得意だよ!!
ダニエル(イケメン2)と卓球を始める。こんな楽しい卓球は初めてや〜笑
するとヘイミッシュ(イケメン1)がビールを3つ抱えてやってきます。

ビール買ってきたよ!ちきーたも飲むでしょ?
なんなん、、、心までイケメンなん?財布までイケメンなん?
ビールを飲みながら、イケメン二人と卓球をする私、、、
誰かこの状況を動画に収めていただけませんか。
フジテレビで流していただけませんか。
ビールがなくなる頃、今度はダニエル(イケメン2)がビールを3つ抱えてやってきます。

おーい、買ってきたよー!
なんでしょう、この優しさと心の余裕。
普段バックパッカーたちと一緒にいると感じるけど、自分もみんなもお金なくてケチなんですよね。だからこういう気前のいい人が珍しく感じて余計に感動したわ。
しばらくすると、暇を持て余したバックパッカーたち数名が仲間に入れてくれとやってきます。
「もちろんだよ〜!一緒にやろうぜ!」4対4の大人数卓球が始まりみんなで大はしゃぎ!
するとどこかから、今日の夜近くのバーでパーティーがあるらしいとの情報が!
しかもホステルから無料のシャトルバス送迎あり!!
パーティ大好き欧米人御一行に紛れてバスに乗り込み、バーで踊り狂います。
こうやってバーとかナイトクラブで遊ぶのって、よく考えたらゴールドコースト以来かも。
帰りはシャトルバスを逃したので、イケメン2と二人で真夜中のお散歩を楽しみながらホステルに戻ります。
お酒が入った大人の男女二人が真夜中を散歩って、こんなロマンチックな状況にありながらもな〜んにも起きませんでしたのでご安心を!!笑
残念すぎるぞ自分。と思いつつも、ここで何もないあたり彼らのイケメン度がますます目立ちますね。
シャワールームで気絶
イケメン二人と仲良くなり、バーで楽しい夜を過ごした翌日の話。
朝、レセプション付近でイケメン二人に再開!寝起きのきったない顔でご挨拶。

おはよう!昨日は楽しかったね。

おはよう!最高だったね!今日は何するの?

何も決めてないなー。そっちは?

俺らは今日の夕方パースに戻るから、その前にビーチに行こうかなって。一緒に行くかい?

行く!!!
そう、彼らは今日が最終日パースに戻るらしい。せっかく友達ができたと思ったのに。悲しいが仕方ない、最後に一緒にビーチでエンジョイしようじゃないか!!

じゃぁ、1時間後にココ集合な!
ビーチに行く約束をして、とりあえず解散。シャワーでも浴びて準備しようと部屋に戻っている時になんだか嫌な予感・・・
慌ててトイレに向かう。
やっぱり。
来ちゃいました、このタイミングで。女の宿命。
血祭りの始まりです\(^o^)/
まぁ、しょうがないけどタンポンつけてしのげば良いだろうと考えていた時、急にお腹が痛くなります。しかも尋常じゃない痛さ。
私、基本的にそこまで生理痛がひどいタイプではないのでけど、1年に1回だけ寝込むレベルの腹痛に襲われるんです。それがまさかのこのタイミングで!?!?嘘でしょ!?日頃の行いか!?昨日の幸せはコレのためか!?
コレは気のせいだ。すぐに良くなると自分に言い聞かせながらシャワーを浴びます。
次第にひどくなる腹痛。冷や汗が止まらない。やばい、めまいがしてきた。シャワー浴びてる場合じゃない。とりあえず服を着よう。
フラフラを意識が朦朧とする中、慌てて服を着る。
そしてそのまま気絶。
シャワー室(個室)のなかで人知れず、気絶。

どれくらいの時間気を失っていたのか、、、未だにわかりませんが、とりあえず誰も私が倒れていることには気づかなかったよう。
目を覚ましてもなお、ひどい腹痛、めまい、吐き気。
コレは誰かに助けを頼まなきゃと、フラフラとシャワールームを出て周りを見渡すと、そこには一人の男の子。しかも日本人っぽい?このKKで日本人は私一人だけと思っていたのでちょっとびっくり。
死にそうになりながら日本人らしき男の子に近づきます。まるでゾンビ!

た、た、助けてください。にほんじんですよね。

え!?どうしたんすか。。。大丈夫っすか。顔色悪いけど。

生理痛で、死にそうで、歩けないです。
誰か知り合いに女の子いませんか。薬がほしいです。

えぇ!!大丈夫!?同じ部屋に女の友達いるんで聞いてきます!

ありがとうございます。私、部屋、32号室なんで、そこに来てください。
あと、背の高いイケメンのキウイボーイズ2人がいたら、「ちきーたは倒れた、ビーチには行けない」とお伝え下さい。

はぁ、、、、?ここほぼ全員欧米人だから、ちょっと探せる自身ないっすけど。とりあえず見つけたら伝えておきます。
そこから自分の部屋まで数十メートル。とにかく必死に歩いてベッドに倒れ込みます。
しばらくもがいていると、部屋のドアがガチャっと開きさっきの男の子とお友達らしき女の子。

どの子?この子?名前は??
意識が朦朧とするなか聞こえてきた救世主の声に、必死に顔を上げる私。

わたしです、、、

まだ痛い?薬持ってきたよ!寒い?もっと暖かい服着たほうがいいよ!荷物どこ?
ちょっと、あんたはぬるま湯持ってきて!
救世主は手際よく私に上着を着せ、男の子に白湯を持ってこさせ、私に薬を飲ませてくれました。

これ、私の番号。置いておくから何かあったら連絡して!
しばらくしたら様子見に来るから!
人って優しぃぃいいいい。涙
薬が効くまでしばらくは本当に痛くて唸り声が出るほどでしたが、しばらくすると薬が効いたのか落ち着いて眠れました。
マジで命の恩人!!感謝しかないわ。
結局ビーチへは行けずだったけど、たまたまパースへ旅立つ直前の彼らを見つけられたので、弁解と別れの挨拶はできました。
仕事、クビになりました
ここブルームはきれいなビーチやマングローブの森があり、乾季には月への階段というとっても幻想的な光景が見れることもあり、ハイシーズンの6月〜9月あたりは観光客が沢山やってきます!つまり、ハイシーズンだけ人手がほしい雇い主と、短期間だけ働きたいバックパッカーたちの需要と供給がマッチする場所!しかもオーストラリアの東側に比べて、西側は最低賃金が高い事で知られており、
美しいビーチ
The オーストラリアなランドスケープ
高時給
とバックパッカーたちの大好物が揃っていて人気の町です!
しかし実際の所、仕事が見つからずに去っていく人たちも沢山います。私がブルームに着いた5月ごろにはまだ仕事が少なかったのか「仕事が見つからずに1ヶ月が経ち、移動を考えてる子」「街中のお店やホテルに履歴書を配り尽くしたがどこからも連絡なしの子」などなど、KKホステル内にも職がなく困っている人たちが結構いました。
そんな中私は、仕事探しを始めてまさかの3日目でカフェの仕事をGET!!!
町なかにあるおしゃれでかわいいカフェで、カフェスタッフ兼アシスタントバリスタ!時給$23(約1800円)!ローカルジョブです!
知ってる人もいるかもですが、ブルームは本当に小さな町。当時カフェは3つだけ。レストランやバーも数えるほどしかなく、履歴書を配り尽くしたという発言に納得が行くほどそもそも配る場所が少ない!
そんな中、すぐに仕事がもらえたのは本当にラッキー!!
毎日楽しく働いていましたが、ここのカフェが結構人気でめちゃくちゃ忙しい。当時の私はカフェでの経験も浅く、コーヒーもまだまだ下手くそ、そして英語も下手くそ。
ちょいちょいミスを犯します。
それでも正直、一緒に働いていた子たちの中でもまともに働いていた方かと。
そんなある日、KKで仲良くなった子たちと近くの学校の校庭にバスケをしに行きました。
その中のひとりドイツ人の女の子が「仕事をクビになった」と話はじめ、ブルームを出ようと考えていると。
クビになった理由は、英語が下手で仕事に支障があるから。
周りのみんなは驚きを隠せません。なぜならその子は比較的英語が上手なドイツ人。もちろんネイティブからしたらまだまだなのだろうけど、正直英語が上手な部類のドイツ人だったし彼女自身も英語には自信があったようで、なにか違う理由があるに違いないと言っていました。
それを聞いた私はゾワゾワと嫌な予感しかしません。笑
それからも楽しく忙しい毎日を過ごし、職場の子たちともよく遊びに行くようになっていたのですが、ある日小さなことからシェフと言い争いをします。
何が理由だったか忘れたけど、「言った」「いや、言ってない」みたいなよくあるヤツ。
シェフは忙しくなると余裕がなくなるタイプだったから、たまにイラってするんだよね〜。笑
そしてまた別の日、私は午後からのシフトだったので途中から現場に入ったのだけど、忙しすぎててんやわんやな状態。シフトインして速攻でお客さんに「私の料理がまだ来てないんだけどどうなってるのかしら」と尋ねられます。
私はすぐにその時レジを確認、注文も入ってるし支払いも終わっているのは間違いない。
キッチンに行きドケットを見るもその注文のドケットがなく、既に大分後の注文の順番になっている。

この注文がまだ届いていないみたいだけど確認してもらえる?

それは何番のだい?そこのドケットの列にあるか自分で探してから聞いてくれ。

探したけどないから聞いてるんじゃん!お客さんが大分長い間待ってて困ってるから優先して作ってくれない?

そこにドケットがないならもう作って出した。そっちで違うテーブルに持っていったんじゃないのか?

全テーブル一通り見たけど、みんなもう食べてる。そもそも私は今シフトインしたばかりで何も知らない。とにかくお客さんは注文して支払いした証拠があって、ずっと待ってるんだから、それだけ優先して作ってよ!

そこにドケットがないなら作れない。

What!?この忙しさで見逃してた可能性があるでしょ?!ドケットが風で飛ばされることだってある!

作れないものは作れない。今は忙しいんだ!
プイッとそっぽ向くシェフ。

F**k.(心の叫び)
イライラしながらお客さんの元へ行き、こっちのミスでオーダーが通ってなかったことを説明。
これから作るとまた大分時間がかかりそうですと謝罪をすると、お客さんは怒ることなく「そしたらもう時間がないから返金だけしてもらえるかしら。」と。
理解のある優しいお客さんで本当に助かった。
しかし、私のイライラは収まらず。というかなんで、無関係の私がアイツのミスのせいで逆ギレされなきゃいけないんだ。思い出すだけでイライラしてきた。笑
それ以降、私とシェフは常に戦闘態勢。
それからしばらくしたある日のこと、オーナーの奥さんケリーに呼び出されます。
「ちきーた、カナナラにある別店舗で働くのは嫌?」
おっと、、、コレは左遷ですか?
オーナーは、ブルームの他にカナナラという更に田舎のアウトバックにある町にもう一店舗カフェを持っています。
正直カナナラに行くこと自体は嫌ではなかったけど、ブルームでの生活が楽しくて渋りました。

正直ブルームが好きだから、ココにいたい。
これが甘かった、、、
すると翌週、今度はオーナーの旦那ジェームスに呼び出されます。
「ちきーた、申し訳ないけど今週いっぱいで君の仕事は終わりにしてたい。」
はい、やっぱりか。
正直この時は驚きよりも「やっぱり」という感じでしたね。
理由は「英語力が足りないせいでミスが多い、これからハイシーズンでもっと忙しくなるから、ネイティブスピーカーを雇いたい。」と。
まぁ、確かに私のつたない英語のせいでミスが起きているのは事実。自分のせいは納得してますが、ここ最近のシェフとの関係も結構な割合であるなと。
「カナナラに行かないか」と聞いてきたのは、今思えばかなり優しかったですね。ただいきなりクビじゃなくて、仕事をくれようとしていたから。
後日、いつも遊んでたカフェスタッフのみんなにそのことを伝えるとみんなマジで驚いてた。
「ちきーたが一番まじめに働いてたのはみんな知ってるよ!」「ちきーたが一番最後に雇われたからきっと切るときも切りやすかったんだよ」「きっとシェフと仲悪くなったからだよ」などなど優しく慰めてくれた。
オーストラリアでワーホリしてると結構聞くんですよね。仕事クビになったって話。理由は本当に色々で、英語力問題、スキル不足、オーナーとの喧嘩、ただただ気に入らない、ド◯ッグ問題等。
私はカナダ、ニュージーランドでもワーホリしてますが、オーストリアが圧倒的にクビになった話多いです!これからワーホリに行く皆さんも気をつけてね!
たとえクビになったとしても、そこまで深く考えずにほかを探しましょう!よくある話ってのは本当なので!!
大分長くなりましたが、生きてりゃ色々あるよね♪
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