【キャンプ!オーストラリアの森に1ヶ月住んでみた】タスマニア編②

オーストラリア

※昔書いたブログから引っ越ししてきました。
※こちらの記事は2013〜2015年に、私が人生ではじめて行ったワーキングホリデーでの体験を書いたものです。

メルボルンに住んでいた時にタスマニアに行こうと思い立ってたから、実は特に何もせずのんきに過ごしていました。

仕事や家は着いてから探そうと思っていたのです。

そして、いざ出発の一週間前!

そういえば、船が到着する場所から町までどうやっていくんだろ?

安いホステルあるかな?

デボンポート(フェリーが着く街)って仕事あるのかな?

と今更になって不安になってきた。

そしてネットで調べ始めてやっと気づきました。

仕事もホステルも全然ない!!

バスや電車でどこにでも行けるだろう、

宿はいくらでもあるだろう、

仕事も何かしらあるだろう、、、

なんて愚かなんでしょう。

約4ヶ月メルボルンに住んでいたので、都会慣れしてしまったようです。

そもそも田舎でのんびりファームジョブがしたいと考えていた私ですが、

車なしでファームジョブを探すなんて結構無謀だったなと、後から気づきました。

そして出発の2日前 !!

新しい土地に着いた日の宿は決めておきたい主義の私ですが、未だ宿無し仕事情報なし!!

そこで、数か月前にタスマニアに旅立った日本人のお友達Y子(ゴールドコーストで同じ学校通ってた子)にSOS!!

ちきーた
ちきーた

明後日タスマニアに行くんだけど仕事なし宿無しなの!Y子はどこで何してるの?そこ求人してない?

Y子
Y子

今ベリーファームで働いてる!明日オーナーに聞いてあげるよー!

仕事探しで一番大切なのは何と言ってもコネ!!

ワーホリでの横のつながりは本当に大事!

ついに出発の前日!

SOSをだした友人Y子からの連絡

Y子
Y子

うちのファームで働いて良いって〜!

(´;ω;`)神

ちなみにY子のファームはどこなのかと聞くと、まさかのデボンポートの隣町!

周りにホステルが1件しかないからそこ電話してみてと番号を教えてくれた。

しかもその子が住んでるシェアハウスの子が港まで車で迎えに来てくれると。

Y子 ≫ 神様

出発当日→タスマニア到着

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無事にフェリーでタスマニアに到着するとY子様とそのお友達が車で出迎えてくれました。

すると久しぶりの挨拶もほどほどに、

Y子
Y子

ちきーた、明日から出勤やけん6時起きせな!笑

ちきーた
ちきーた

着いた翌日から仕事をいただけるなてありがたすぎるぜぃ

と、これからのタスマニア生活をキラキラ夢見ていたのですが、、、

予約していたホステルに着いた瞬間にはやくもその夢から現実に引き戻されます。

イメージです。実際の写真ではありません。
ちきーた
ちきーた

ここは、、、牢獄かな?

上の写真はイメージですが、当時の私にはこんなふうにみえたなー。(遠い目・・・)

せっかく田舎でのんびり生活を夢見てきたのに、このホステルで日々を過ごすなんて無理だ!

あんな牢獄に住むなんてありえない!

これじゃタスマニア生活が台無しだ!

と周りに嘆いていたらどこからともなくこんな情報が!

ファームで働いてる人が滞在できるキャンプサイトがあるらしい

しかもファームまで歩いていける距離だから車必要なし!

しかも無料!!

早速Y子を連れてキャンプサイトへ行ってみると、キャンプサイトと呼ぶにはあまりにも森すぎるただの広場。笑

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 一応プレハブで作られたシャワーとトイレが3つずつ、飲水のタンクも完備、小さいプレハブの部屋がぽつんと建ってて電気がお昼くらいから夕方6時くらいまで通っているのでスマホの充電はできる。

この森に囲まれた広場に20~30人程の人たちがキャンプで生活してる。

キャンプ好きの私としては汚いバッパーより1億万倍いいやんけーーー!!と一人テンション爆上がりでココに引っ越す妄想をはじめました。

そこでY子に「一緒にキャンプしよ!Y子もここに住もう!!」と強引に誘いはじめるが、

Y子は今のシェアハウスを結構気に入っており引越しを渋る。

キャンプサイトの住民達も仲間に加えてY子を勧誘!笑

そんな中、2日後にキャンプサイトを出るからテントが要らなくなるという人に出会い、そのいらなくなるテントを無料で譲ってもらえることになった!

もうこれはここに住むしかない!「Y子!絶対こっちのほうが楽しいよ!家賃無料だよ!?」と、強引に言いくるめY子の「YES」をいただく。

そんなこんなで私たちのキャンプ生活が始まったのですが、現代社会からはかけ離れた生活が面白すぎて毎日幸せでしたので私たちの一日を紹介します。←誰も興味ないって?笑

6:00 起床

ヘッドライトを装着して洗顔、歯磨き、トイレ、着替え、朝食

6:45 家(テント)をでる

7:00 出勤

いちご、ブラックベリー、ラズベリーのグループに分けられ、それぞれのグループでピッキングからパッキングまでやる。

ベリーファーム
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パッキングの様子

14:00 帰宅

仕事量はその日によってバラバラのため3時間で終わることもあれば8時間働くこともあった。帰り道は薪を拾いながら歩くのが日課。

15:00~19:00 家事+自由な時間

帰宅後はご飯つくったり洗濯したり、昼寝、手芸、おしゃべり、と青空の下でなんだかすんごくのんびりとした時間でした。

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その後は明るいうちにシャワー浴びて、キャンプファイヤーの準備。日が暮れたら火を囲んでお酒飲みながらおしゃべりしたり、ギター練習してみたり。

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22:00 翌日の朝食とランチを準備して就寝

もちろん洗濯機はないので手洗い、冷蔵庫なんてあるわけがないので大きなプラスチックのコンテナに食料をしまってテント横の森の中で涼しそうな場所に格納。(蓋をしっかり閉めないとワラビーに全部持っていかれる)

ワラビー侵入

ガスコンロを持ってなかったので、拾った薪で日を炊いてごはん作り。

買い物は週1でヒッチハイクして最寄りの町に行きます。

シャワーはお湯が出ないことが多いので、寒い日はキャンプサイト内を激走して体を温めてからシャワーに突っ込みます。

やること無くて暇になりそうと思っていたけれど、便利な家電がなくてすべてのことに時間がかかるっていうのと、キャンプしながらキッチン作ったりランプ作ったりと家の周りを改造し続けてたので、案外毎日充実してました☆

中でもおもしろかったのが、バームクーヘン作り♪

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【レシピ】

・真っ直ぐな木の棒 直径1〜2cm、長さ30cm以上推奨

・たまご 1個

・小麦粉 適当

・砂糖 適当

・水 適当

1、森で良い感じの棒を拾ってくる。

2、棒にアルミホイルを巻き付ける。

3、薪で火を起こす。

4、卵・小麦粉・砂糖・水をまぜまぜ。ホットケーキの生地くらいのかたさに。

5、棒を生地にくぐらせて、火の上でくるくる焼くを繰り返す。

6、焼色が着いたら再び生地にくぐらせて、火の上でくるくる焼く。

5〜6を繰り返し、好きな太さになるまでひたすらくるくる。

火が安定しなくて大忙しだったけど、めちゃくちゃ楽しかった!

出来上がりはこちら

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なかなかの出来でしょ!?!?

味はすす臭くてイマイチだったけど、またやりたいなー♪

キャンプサイトには数え切れないほどのワラビーはもちろん、噛まれると死ぬほど痛い巨大蟻、サソリやヘビなど。さすがオーストラリアという感じの生物がたくさんいて、よく考えたらビーサンで歩いてた若かりし頃の自分達が怖いですが笑

何よりも、毎日見える満点の星空が本当に感動モノ!!

アウトドア大国オーストラリア!オーストラリアに来た際は1度はキャンプをしてみることをおすすめします!

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